歴史ある温泉街の1つ「道後温泉」温泉街としての賑わいも楽しい一大リゾートだ。夏目漱石の坊ちゃんと道後温泉本館のエピソードも楽しい。
当時、道後温泉本館は新築であり、坊っちゃんは「温泉は3階の新築で上等は浴衣をかして、流しをつけて8銭で済む。その上に女が天目へ茶を載せて出す」と語っている。道後温泉本館を経験した方は既にご存知の通り、今も、そのおもてなしは健在だ。現在は、3階には漱石の愛用した「坊っちゃんの間」が残され、自由に見学ができる。
坊っちゃんは、道後温泉の湯を気に入り、「湯の中を泳ぐのはなかなか愉快だ。おれは人の居ないのを見済ましては、十五畳の湯壺を泳ぎ巡って喜んでいた」と語っている。がある日こと「大きな札へ黒々と湯の中で泳ぐべからずとかいて貼りつけてある」のを見付けてしまう。
現在も「坊っちゃん泳ぐべからず」と書かれた板が浴室の壁に貼られているので、訪れた際には要チェック!
さてさて、そんな道後温泉のお隣には、慶応4年創業の老舗旅館「大和屋 本館」がある。温泉といえば最近は、ビュッフェスタイルの食事も多いが、ここでは是非、手の込んだ懐石料理をいただきたい。
公式サイトによると、瀬戸内の旬の厳選素材を伊予郷土の味わいで仕上げた、贅沢なコース。愛媛を代表する魚「真鯛」を使った料理の数々と、絹のようにきめ細かく繊細な味わいが特徴のブランド牛「伊予牛 絹の味」を鉄板焼きでお愉しみいただける…そうだ。実際、実に美味しい。ドハマりしている。
歴史ある老舗旅館にも、愛媛ならではの楽しい企画があった。
そう、誰でもが、憧れる、ひねると、みかんジュースが出てくる魔法の蛇口!
キャー みきゃーん♡
大和屋本館では、能も堪能できる。
道後温泉にお越しの際は、是非、魔法の蛇口と、美味しいお料理、そして能を堪能して欲しい。
もちろん、温泉では「泳ぐべからず!」で(笑)
道後温泉 大和屋本館
https://www.yamatoyahonten.com/